検整備記録簿の記入方法について(ユーザー車検)

点検記録簿

2年(24か月)点検は車検前にやっておくのがおすすめです。修理の必要があるかもしれないので、車検1週間前には点検をして記録簿に結果を記入しておきましょう。

メンテナンスノート
定期点検整備記録簿の書式は自由です。自由といっても、項目をチェックしたことを記録する書類ですから、だいたい50貢のようなスタイルになります。
車を買ったときについてくる「メンテナンスノート」が『定期点検整備記録簿』です。
もし、中古車でついていなかったり、古い記録簿しかない場合は、ディーラーで入手したり、車検場にある自動車整備振興会の窓口で購入すればいいでしょう。
点検記録簿を記入するのは、車検前にやることをお勧めします。また、出来れば車検を受ける日の1週間ぐらい前までには点検をすませておくこといいでしょう。
なぜなら、点検により部品の交換や修理の必要に気づくことがあるからです。
前検査を選択した人も、車検自体は受け付けてもらえますが、1年(12か月)点検をやっていないとだめです。
1年(12か月)点検をあらかじめやらないで検査(車検)を受けると、罰則規定こそないものの、車検場(運輸支局)から勧告を受けることになります。

記号の意味について

点検記録簿
車についている定期点検整備記録簿は、だいたい50貢の見本のような体裁です。箇条書きの形で「点検項目」が書かれていて、その頭に四角の空欄があります。その空欄にチェック記号を記入するというスタイルです。要するに「点検」をして異常がなければ「☑」マークをつけます。もし異常があって「部品を交換した」ときは「×」マーク、「修理」したときは「△」のマーク、クラッチペダルなどを調整した時は「調整」を表すマーク「A」(アジャストの意味)、ナットなどを締め込んだ時は「T」(トルクの意味)、清掃した時は「C」(クリーンの意味)をつける。その他、給油した時は「L」(英語で給油を意味するルブリカント)を書き入れる。修理した上に給油した時はどうするかというと、そういう時は記載順位が上の「△」を記入すればいいです。また分解して清掃したら「C」のまわりに「O」をつけ「◎」と記入します。それに該当する点検項目がその事になかった時は「/」を入れます。走行キロ数の関係で省略できる項目(51頁参照)には「P」を書き込んでおきます。

記入箇所について

まず点検項目は全て記入(チェック)しなくてはいけません。
60項目について1個ずつ車を前にチェックしていきます。
該当する項目がない時は場合は、「/」を記入しなければいけません。
なお、もし点検を行った時、記録簿にチェックするだけでは伝えることができない事がら、たとえば「水温センサーが壊れていたのを発見し交換した」といった整備内容は、欄外に記入しておきます。

点検項目のほかに、記録簿に書き込む事項

1.「自動車登録番号又は車両番号」、2.「初度登録年又は初度検査年」、3.「車台番号」。この3項目は車検証に記載されています。書き写してください。
次に「点検又は整備を実施した者の氏名又は名称及び住所」の項目を書き込みます。
ユーザー車検であれば、あなたの名前と住所。友達にやってもらったら友達の氏名と住所を書き込みます。もし点検した人と整備をした人が別の場合は両方を記入します。
それから「点検時の総走行距離」には点検した時の距離メーターの数字を記入します。
「点検の年月日」と「整備を完了した年月日」も書き込んでおきます。
そして、こうした記録簿は車検場で検査官にチェックしてもらうめだけでなく、自分で車を管理する上で大切なデータとなります。

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