貨物車のユーザー車検の費用と知識。ユーザー車検で費用を抑えて、そのお金で遊びに行こう

1.4ナンバー貨物車のユーザー車検と費用

バン、トラックで、ユーザー車検をする費用

 重量税 + 自賠責保険 + 検査手数料 + 書類代 = 29030円+交換部品代
13200円 14400円  1400円  30円

「自家用貨物自動車」も、ユーザー車検の方法は基本的に乗用車と同じ

1.4ナンバーも、ユーザー車検
1年に1度の義務づけはそのままですが、1995年の改正で点検項目が減り、いくらか楽になりました。ただ、税法上は5ナンバーと比べ有利なところもありますが、車検が年に一度やって来るのが悩みの種です。これを嫌って、8ナンバー(特種)にして、2年に1度のユーザー車検にしているユーザーも多い。ちなみに、2003年から8ナンバーのキャンピング仕様の規制が厳しくなり、以前のように簡単に改造申請を取るのは無理です。この自家用貨物自動車に関しても、1995年7月の新車両法で、少しばかりユーザー車検のハードルが低くなりました。その内容は、まず車検の期間そのものは1年に1度。これは変わりありません(新車の初回は2年。または2年のまま)。6か月点検、12か月点検の義務づけも同じ。ところが6か月、12か月点検の項目数が減ったのだ。どのくらい減ったかというと、6か月点検でいえば、それまで41あった項目数が27に、12か月点検でいえば120項目あったのが98となっています。その減った内容を見てみると、6か月ごとに義務づけられていた「ステアリング系のボールジョイントのダストブーツの亀裂及び損傷」というチェック項目が省かれたり、「フォークスピンドルの取り付け状態」という3輪自動車時代のシーラカンス的チェック項目も落ちています。サスペンションのところでは、12か月で義務づけられていた「リーフのずれ」という項目も消えている。全体的には形骸化していた項目がなくなり、より実質的な項目となったという印象。ただ見逃してはいけないのは、定期点検の項目が少なくなった分、日常点検が新しく誕生したこと。これは、それまでの運行前点検が新装開店したといった感じ。運行前点検は車を使う前に必ずやらなくてはいけないものでしたが、『日常点検』は、「走行キロ数、運行時の状態などから判断した適切な時期に行う」としている。早い話、これをやらなくとも罰則を受けることはない。ユーザー自らの責任でやって下さいよ、ということなのだ。なおユーザー車検に必要な書類は、定期点検整備記録簿以外、乗用車とまったく同じ。有効期限など記入する内容が、ほんのちょっと違うだけ。注意が必要なのは、重量税が車両総重量に対してかかる点だ。ユーザー車検を受ける場所も全国の運輸支局か自動車検査登録事務所(軽自動車を除く)と同じ。いつから受けられるかというと、車検期限切れの1か目前から。予約は1週間前からという車検場がほとんどだ。検査ラインも乗用車とまったく同じだが、ディーゼル車の場合は排気ガスの検査をとばしていい。もっともこれは乗用ディーゼル車でも同じこと。

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